nicoriブログ

現役の治療家が身体について教える、あなたのための「頼れる」情報発信メディアです。

image

ふとした時の肩の痛み、放置していませんか?|治らない原因と対処法

【肩が痛い…    肩関節周囲炎の応急対処法


肩の痛みが突然つらくなった場合は、以下の方法を試してください。


  1. 安静にする
    肩の痛みがある場合、無理な動作を避けることが第一歩です。 痛みを感じる動作を繰り返すと、症状が悪化し、回復が遅れる可能性があります。
    特に、重いものを持ち上げたり、腕を過度に上げ下げする動作は避けましょう。
    横になる場合は、痛みのある肩を下にしないよう枕やタオルを使って適切な姿勢を保つことが大切です。 これにより、肩関節や周囲の筋肉への負担を軽減させます。


②アイシング
炎症がある場合は、冷却することで腫れや痛みを軽減できます。
ただし、直接肌に氷を当てると凍傷を引き起こす恐れがあるため、必ずタオルや布を介して冷やしましょう。 冷却時間は15–20分程度が目安です。
一度冷やしたら、1‒2時間ほど間隔を空けてから再び行うと効果的です。
また、冷やし過ぎも血流を妨げる可能性があるため注意が必要です。
特に、腫れや熱感がある場合は積極的に冷却を行い、痛みの軽減を図りましょう。
一方で、冷却によって症状が悪化する場合や冷やした後に強い痛みが残る場合は、別の対処法を検討する必要があります。


④整骨院の受診を検討
痛みが強い場合や長引く場合、または日常生活に支障をきたすような症状がある場合は、信頼できる整骨院に相談することをおすすめします。
整骨院では、専門家が痛みの原因を診断し、適切な治療を提案してくれます。
例えば、肩周りの筋肉や腱の状態を評価し、手技による筋肉の緩和や自律神経にアプローチする治療を行うことがあります。
また、肩の痛みに関連する姿勢や動作の改善指導を受けることで、再発防止にもつながります。


【nicori整骨院での治療の流れ】


image


当院では、患者様の症状に応じた個別の治療プログラムを提供しています。


痛みの軽減
 まずはつらい痛みを改善するためのアプローチをします。微弱電気治療や手技療法を用いて、早期改善を目指します。


②代償動作の軽減
 筋肉や関節の硬化を緩和し、柔軟性を回復します。代償=過剰に使ってしまっている部分の制限を取り、本来の役割通りに身体を動かせる状態を目ざします。


③生活指導
 セルフケア方法や禁忌事項をお伝えし、再発防止をサポートします。お伝えしたケア方法を日常生活に取り入れることで、肩甲骨や肩の負荷を減らすことも期待できます。


④筋力強化
 体幹や肩周りの筋肉を強化し、再発リスクを低減します。特に体幹(腹筋周り)がうまく機能しているかどうかが重要です。


【肩関節周囲炎の原因】


image


原因① 加齢に伴う変化

年齢を重ねると、私たちの身体は自然とさまざまな変化を経験します。
肩関節や腱は特に影響を受けやすい部分です。 具体的には、加齢に伴って腱の柔軟性が低下し、コラーゲン繊維の構造が変化します。
その結果、腱や靭帯が硬くなり、適切な伸縮性を失うことで、炎症や損傷が発生しやすくなります。

さらに、肩関節は他の関節に比べて自由度が高いため、安定性を犠牲にして動きを確保する構造になっています。 この特性が、加齢による組織の変化と相まって、肩の問題を引き起こしやすくしているのです。

また、血流も年齢とともに減少する傾向があり、これが組織の修復能力を低下させる要因にもなります。 例えば、夜間に肩が痛む”夜間痛”は、こうした血流低下が影響していることが多いです。

このように、加齢は肩の健康にさまざまな影響を及ぼす重要な要因といえます。


原因② 運動不足や不良姿勢

現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用が一般的になり、運動不足や不良姿勢が慢性化しています。
これらの習慣が肩周りに及ぼす影響は非常に大きいです。 特に、肩甲骨周囲の筋肉が硬まると、肩関節の動きが制限されるだけでなく、炎症や痛みの原因にもなります。 肩甲骨は肩関節の動きを支える土台のような役割を果たしており、その可動性が低下すると、肩関節自体に過剰な負担がかかります。
例えば、長時間のデスクワークでは、頭が前方に突出し、いわゆる”猫背”の姿勢になりがちです。 この姿勢が続くと、肩の前方の筋肉が短縮し、背中側の筋肉が弱化するという筋バランスの崩れが生じます。
さらに、運動不足が重なると、肩周囲の筋力低下や血流不足が進行し、慢性的な炎症や痛みを引き起こすリスクが高まります。
そのため、日常的に肩周りをストレッチしたり、適度な運動を取り入れることが、健康な肩を維持する鍵となります。


原因③ 外傷や過度な使用

肩を酷使するスポーツや仕事をしている方にとって、外傷や過度な使用は肩の問題を引き起こす大きな要因です。

例えば、野球やテニスといった反復的に肩を動かすスポーツでは、肩の腱や筋肉に過剰な負担がかかります。れにより、腱板損傷やインピンジメント症候群といった肩特有の疾患が発生する可能性があります。

また、仕事で重い荷物を頻繁に持ち上げる、あるいは腕を頭上に上げる動作を繰り返す場合も同様です。 これらの動作が続くと、肩の組織が疲労し、微細な損傷が蓄積されます。 特に、これらの活動中に適切なフォームや休息が取れていない場合、症状がさらに悪化しやすくなります。

さらに、外傷が直接的な原因となるケースもあります。 転倒して肩を強打したり、事故で肩関節を脱臼したりすることで、組織が損傷を受け、その後の炎症や痛みが長期化することがあります。 このような場合、早期の適切な治療とリハビリテーションが重要であり、放置すると慢性化するリスクが高まります。


以上のように、肩の問題はさまざまな原因によって引き起こされます。
それぞれの原因に応じた予防策や対処法を取り入れることで、肩の健康を守ることが可能です。


【肩関節周囲炎の根本原因アプローチ】


image


肩甲骨や肩関節の機能強化
 肩甲骨や肩周囲の機能を高め、負担を軽減します。各関節が本来持っている役割が発揮できるようにします。


②姿勢改善
 正しい姿勢を保つことで肩関節の正常な機能をサポートします。例えば、猫背になると背中が丸まり、肩は巻き肩姿勢になり負担がかかります。腹圧(体幹)を安定させることも肩まわりの負担を減らす上で大切なポイントです。


③動きの癖を見直す
 日常動作を見直し、不必要な負担を取り除きます。デスクワークなど、腕や肩が前方にあることが多いのではないでしょうか?デスク周りの環境など、見直せるところは見直し、身体のセルフケアを行うことも大切です。


【肩関節周囲炎を予防するために】


image


ストレッチを習慣化する
 肩甲骨周りのストレッチを日々行い柔軟性を保ちます。上述の通り、デスクワーク中は特に腕や肩が前方になり、その影響で筋肉も硬くなりやすいです。


②正しい姿勢を意識する
 デスクワーク時に頭や肩が前に出すぎないよう注意しましょう。可能であれば、時間で区切り座りっぱなしを防ぐ対策をしましょう。


③適度な運動を取り入れる
 無理のない範囲でウォーキングや軽い筋トレを行いましょう。運動習慣をつけることで、身体の感覚が高まり、良い姿勢を取りやすくなります。


【まとめ】


img

肩関節周囲炎は放置すると肩の可動域を大きく制限し、日常生活に支障をきたす可能性があります。
早めの対処と適切な治療を行い、再発を防ぐためのセルフケアも継続しましょう。


nicori整骨院では、肩関節周囲炎に対する専門的なサポートを提供しています。
痛みや不調を改善し、健康な肩を取り戻すお手伝いをいたします。
痛みを気にしない、快適な日々にしていきましょう。


【お客様の声】


【施設料金】
【予約はこちらから】
【最後に】


nicori整骨院では、医学的な観点から患者様の状態を把握し、専門的かつ効果的な治療を提案していきます。患者様とのコミュニケーションを大切にして一人ひとりの症状や要望に応じた治療を提供し、体の不調だけではなく、ストレスや不安感の緩和にもつなげていきます。

また、セルフケア指導や健康アドバイスなども行い、患者様が自宅でも簡単にできるストレッチやエクササイズ、食生活の改善方法を提供することで、治療効果を長期的に維持するお手伝いも行っています。

当院のミッションは、患者様が「自分史上最高の健康状態」を目指すお手伝いをすることです。nicori整骨院のスタッフ一同は、患者様の夢や希望に寄り添い、共に健康への道を歩む伴走者となることを使命としています。どんな些細なお悩みも真摯に受け止め、患者様の「自分史上最高の健康状態」を一緒に目指してまいります。


あなたの痛みはどこから?

当院での問診の様子から施術の流れまでを疑似体験いただけます。
該当するお悩みをクリックしてください。

  • 首・肩の痛み
  • 腰・背中の痛み
  • 膝・足の痛み
  • スポーツの怪我

健康保健を使って施術を受けられます

  • 保健診療 料金表
  • 交通事故のケガ・後遺症でお困りの方はこちら
  • 仕事中のケガでお困りの方はこちら

Information

  • 診療日情報
  • スタッフ紹介
  • LINE@