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腰椎すべり症とは、5つの椎骨で構成されている腰椎が文字通り前方にずれることで引き起こす疾患です。
椎体と椎体がずれることで、変形して突出した椎間板、または椎体の後方の骨縁などで神経が圧迫されることで痛みや痺れが生じます。
腰椎すべり症は大きく二つに分けることができます。
一つが大きく背骨や椎間板などの変性によって起こる「変形すべり症」です。そしてもう一つが、腰椎分離症に続発する「分離すべり症」です。
2つの原因は違いますが、それぞれあらわれる症状はほとんど変わりません。
腰椎すべり症の正確な原因は、まだはっきりとわかっていないのが現状です。
その中で第一に考えられる主な原因は、本来かかる必要のない負荷が腰に蓄積されることで発症すると考えられています。
この余計な負荷が腰椎の椎間板や関節、靭帯が緩み、椎間関節が変性してしまい、腰椎が正常な位置からずれることで発症します。
また、中高年の女性に多いことから、出産や体重増加が関係しているのではないかとも言われています。
腰椎すべり症は腰部脊柱管狭窄症とは原因は異なりますが、最終的に起こる病態は同じような症状がみられます。
腰椎すべり症は短い距離だとあまり問題はなく歩行できますが、立ったり・歩いていたりしている時間が長いとお尻と太ももの部分に痺れや痛みが生じ、歩行が困難になります。
また、歩ける距離は日によって変わり、患者さんによっても異なるのが特徴です。
腰痛は比較的に少なく、全く腰痛がないといわれる患者さんもみられます。
腰椎すべり症の患者さんは長い距離を歩行が難しくなると先述しました。
安静にしているときにはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり、歩いていたりすると、ふとももや膝に痛みや痺れがでて歩きづらさを感じます。
日常生活の中で歩きづらさを感じると、子供の送り迎えや買い物がおっくうになるなどの支障があらわれます。
また、歩きづらいことが理由で外出の頻度が減ってしまい、身体を動かす機会が減りメンタルを崩すことも考えられます。
身体を動かす減ることで、自律神経のバランスが乱れ、不安や緊張、苛立ちといったネガティブな感情に襲われます。そして、頭痛や肩こり、吐き気など引き起こす原因となります。
さらに最悪の場合、うつ病にもなりかねません。十分に注意しましょう!
腰椎すべり症が改善されれば、下肢のしびれや痛みがなくなり歩行がスムーズになります。
歩行がスムーズになれば問題なく外出もでき、身体を動かす機会が自然と増えます。
腰椎すべり症を改善することで、歩行困難や下肢の痺れがなくなり日常生活が快適になることは間違いなしです。
歩行のしづらさが解消されることで、休日にちょっと月島まで歩いて夕食に美味しいもんじゃ焼きを食べたり、木場公園の広大な芝生の上でお子さんたちを遊ぶこともできるようになります。
また、歩行がスムーズになることで身体を動かす機会が自然と増え、自律神経のバランスも整います。よってストレス解消にもなりますので、毎日イキイキとした生活を送れること間違いなしです!
また、隅田川沿いのランニングを趣味の一つにしたり、子供たちと自転車でららぽーと豊洲までお出かけしたりなど楽しい未来も待っています。
日常生活を快適に過ごせるようになれば、お仕事や育児、趣味も全力で取り組めます!
身体の不調を改善し、身体機能を整え、人生楽しく過ごしましょう!
腰椎すべり症の治療法には薬を使用した治療法があります。非ステロイド性消炎鎮痛剤を投与して患部の痛みを緩和したり、ブロック注射をして一時的に痛みを改善させます。
しかし、薬を使用した治療法は根本的な改善にならないのが事実です。
実は、痛みや痺れなどといった身体の不調は脳からの危険信号。「それ以上、その患部を使うと取り返しがつかなくなりますよ!」という身体の危険を知らせる脳からのシグナルなのです。
少し難しい話になりますが、『炎症=痛み』ではないということです。びっくりしますよね。
人間には、認知の歪みが多少あります。ご自身では、腕を肩の上まで上げられると思い込んでいても、実際に上げてみると45度くらいか上げられないなど…。
これは脳の解像度が悪くなってしまっている証拠で、事の重大さに気づけていない可能性が高いのです。
ご自身では足を上げたつもりが、十分な高さまで上がりきっておらず階段などの段差につまずいてしまうなどが例としてあげられます。
その重大さに気づかす、放置していたら重症化してしまったという事例も多々あります。
腰椎すべり症は腰椎に負担がかかり、椎体と椎体がずれて神経が圧迫されることで発症すると先述しました。
では、どうして腰椎に負担がかかってしまうのか?
それは身体のバランスが不安定だからです。
人の身体には本来、力が入るべきポイントがいくつかあります。それを“固定点”と呼びます。
例えば、立っている場合には“足の裏”、座っている場合には“足の裏とお尻”。固定点には接地面と別に安定させるべき部位があるという特徴があります。つまり身体の一部が何らかと接地している面が“固定点”です。
急に聞きなれない“固定点”という言葉を聞いてもよくわからないですよね。
固定点が不安定な身体を建物で例えると、基礎や柱がグラついているようなものです。グラつきがひどければ、家のあちこちに余計な負荷がかかり続け、わずかな衝撃で倒れやすくなります。
この現象が身体で起こってしまうと、グラついた身体を支えようとして、本来使う必要のない筋肉や関節を使い、動きを補助していまいます。
これを身体の“代償動作”といいます。
代償動作がなくなり、身体の安定性が高まることで、肋骨の上がりや骨盤前傾といった身体の癖がなくなります。癖がなくなるとうことは、身体に余計な負荷がかからなくなるということです。身体の癖がなくなることで横隔膜(おうかくまく)や腹横筋(ふくおうきん)といったインナーマッスルに自然と力が入るようになり、強化されどんどん不調は改善されていきます。
この代償動作をなくすためには、固定点をぐらつかせず、安定性を高める身体のコンディショニングが大切になります。
nicoriでは、はじめに患者さんに『そもそも痛みとは何のか?』を理解してもらうため、医学の観点から丁寧に説明させていただきます。
そして、治療の中でさまざまな方法で身体を動かし(刺激し)、普段から使われていない筋肉や動きの悪い関節を調べます。そして不調の原因が特定できた後に、患者さんそれぞれに合った治療をプランニングし、根本からの改善を目指します。
患者さんに使われていない筋肉や関節を知ってもらうことで、日常生活の中で動きを意識してもらいます。そして、不調の主な原因となっている部位をうまく使えるようになってもらうため、ストレッチやトレーニング、呼吸法などの自宅でできるセルフケアを『宿題』という形でお伝えします。
患者さんのできる範囲で『宿題』に取り組んでもらい、メンテナンスという形で定期的に身体の状態を見させていただきます。
「歩きにくくて家の買い物が大変!」
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などの悩みや不安を抱えている方!
そんな方たちのために、nicori整骨院はいつでもご相談をお待ちしております。
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