nicoriブログ

現役の治療家が身体について教える、あなたのための「頼れる」情報発信メディアです。

【内反小趾とは?】症状や原因、改善・予防方法を詳しく解説


内反小趾は、足の小指が内側に曲がり、変形する症状です。
門前仲町・富岡エリアにある整骨院でも、靴の圧迫や歩き方のクセ、足裏の筋力低下による内反小趾の悩みを抱える方が多く見られます。
痛みやタコ、歩行バランスの乱れを引き起こすこともあり、「外反母趾はよく聞くけれど、内反小趾はあまり知らない」という方も少なくありません。
しかし、この症状は決して珍しいものではなく、放置すると日常生活に影響を及ぼす可能性があります。
そこで今回は、内反小趾の原因や症状、改善策について詳しく解説します。
足の健康を守るために、ぜひチェックしてみてください。


内反小趾とは?


内反小趾(ないはんしょうし)とは、足の小指が内側に曲がって変形する症状のことを指します。

外反母趾(がいはんぼし)が足の親指の変形であるのに対し、内反小趾は小指の付け根が外側に張り出し、小指自体が内側に曲がる特徴があります。

この状態が進行すると、靴に当たる部分が痛みやすくなったり、タコやウオノメができやすくなったりします。さらに、足全体のバランスが崩れることで歩行に支障をきたす場合もあります。


pic


内反小趾の症状と進行過程


内反小趾の症状は軽度から重度まで様々ですが、以下のような兆候が見られる場合は注意が必要です。


1. 初期症状

  • ・小指の内側に違和感を感じる。
  • ・長時間歩いた後に軽い痛みが生じる。
  • ・靴に圧迫される部分が赤くなり、軽い炎症を起こすことがある。
  • ・小指の付け根が少し腫れたように感じる。
  • ・運動や立ち仕事の後に、小指周辺に疲労感を覚える。


2. 中度の症状

  • ・小指の変形が進み、隣の指と重なり始める。
  • ・靴を履くと痛みを感じやすくなり、長時間の歩行が辛くなる。
  • ・タコやウオノメができやすくなり、足裏にも負担がかかる。
  • ・指が変形し、まっすぐに伸ばすことが難しくなる。
  • ・足のアーチの崩れを感じ、姿勢が不安定になることがある。


3. 重度の症状

  • ・小指が大きく内側に曲がり、隣の指と強く接触する。
  • ・常に痛みを感じるようになり、歩行時に違和感や負担を覚える。
  • ・靴を履くこと自体が難しくなり、合う靴が見つかりにくくなる。
  • ・足全体のバランスが崩れ、膝や腰にも負担がかかる。
  • ・小指の皮膚が厚くなり、慢性的な炎症を引き起こすことがある。
  • ・変形が進行しすぎると、外科的治療が必要になるケースもある。


内反小趾の原因



1. 足に合わない靴の使用

足に合わない靴を履き続けることは、内反小趾の大きな原因の一つです。特に、つま先が細く締め付けの強い靴やハイヒールは、小指を内側に押し込む力が加わり、変形を助長します。ハイヒールを履くと、つま先側に体重がかかりやすくなり、前足部への負担が増します。結果として、小指が圧迫され、徐々に内側に曲がっていきます。また、サイズが合わない靴も問題です。小さすぎる靴は指を圧迫し、大きすぎる靴は足が靴の中で滑ることで、余計な負荷がかかります。特に長時間履くことで、負担が積み重なり、変形が進行しやすくなります。


2. 歩き方や姿勢のクセ

普段の歩き方や姿勢のクセも、内反小趾の発症に関わっています。例えば、足の外側に体重をかける歩き方をしていると、小指側に過度な負担がかかり、変形しやすくなります。特に、X脚やO脚の人は、足のバランスが崩れやすく、足の外側に負荷が集中しやすいため、内反小趾を引き起こしやすい傾向があります。また、姿勢の問題も影響します。猫背や反り腰など、体の重心が適切でないと、足裏の荷重バランスが乱れ、特定の部位に負担がかかることがあります。日常的に正しい姿勢を意識し、バランスよく歩くことが大切です。


3. 足の筋力低下

足の指を支える筋肉(内在筋)の低下も、内反小趾の原因になります。特に、足のアーチを支える筋肉や、小指の位置を正常に保つ筋肉が弱まると、指が変形しやすくなります。現代では、裸足で歩く機会が減り、足の筋肉を適切に使うことが少なくなっています。運動不足や長時間の座り仕事が続くと、足の筋力が低下し、指の変形につながる可能性が高まります。さらに、高齢になると筋力が衰えやすくなり、足のアーチの崩れが進み、内反小趾のリスクが上がります。日頃から足指を使うトレーニングを取り入れることが、予防につながります。


4. 遺伝的要因

内反小趾は遺伝的な影響も受けやすいことが知られています。家族に内反小趾の人がいる場合、同じように発症しやすい傾向があります。特に、足の骨格や関節の柔軟性、足裏のアーチの形などは遺伝しやすく、これらの要因が内反小趾の発症に影響を与えることがあります。親子で足の形が似ている場合、同じような問題を抱える可能性があるため、早めの対策が重要です。また、遺伝的要因だけでなく、家族で同じような生活習慣や靴の選び方をしていることも影響します。特に、子どもの頃から適切な靴選びや足の使い方を意識することで、将来的な内反小趾のリスクを減らすことができます。


内反小趾の改善方法


pic


  • 適切な靴選び
    • ・つま先に余裕があり、足幅に合った靴を選ぶ。
    • ・クッション性のあるインソールを使用し、足への負担を軽減する。
    • ・ハイヒールや先の細い靴を避け、安定感のある靴を履くことが重要。


  • ストレッチとマッサージ
    • ・足指を広げるストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高める。
    • ・足裏の筋肉をほぐすために、ゴルフボールやテニスボールを使ったマッサージが効果的。
    • ・タオルを足指でつかむ運動(タオルギャザー)を取り入れると、足指の筋力を鍛えることができる。


  • 正しい歩き方の意識
    • ・かかとから着地し、足裏全体でしっかり地面を押し出す歩き方を意識する。
    • ・体重を外側に逃がさず、均等に分散させることで負担を軽減できる。
    • ・姿勢を正し、骨盤を安定させることで足全体のバランスが改善される。


  • テーピングや装具の使用
    • ・内反小趾用のサポーターや矯正パッドを使用すると、指の位置を適切に保つことができる。
    • ・テーピングを活用し、小指が過剰に内側へ曲がらないようにサポートするのも有効。


まとめ



内反小趾は、放置すると痛みが悪化し、歩行バランスの崩れにもつながるため、早めの対策が重要です。

特に、靴選びやストレッチ、筋力トレーニングを取り入れることで、症状の悪化を防ぐことができます。また、日常生活の中で足の負担を減らす工夫をすることも、内反小趾の予防につながります。


足の変形が進行すると、膝や腰にも影響を及ぼし、姿勢の崩れや歩行困難につながる可能性があります。そのため、軽度のうちから適切なケアを行うことが大切です。

もし症状が進行し、日常生活に支障をきたす場合は、専門家に相談することをおすすめします。

整骨院では、足のバランスを整える施術や、関節や筋肉の動きを改善するアプローチを取り入れながら、症状の緩和をサポートします。また、歩行指導やセルフケアのアドバイスを行うことで、再発予防にもつなげることが可能です。

内反小趾のケアを日々の習慣に取り入れ、健康な足を維持しましょう。


お客様の声


施設料金
予約はこちらから
最後に


nicori整骨院では、医学的な観点から患者様の状態を把握し、専門的かつ効果的な治療を提案していきます。患者様とのコミュニケーションを大切にして一人ひとりの症状や要望に応じた治療を提供し、体の不調だけではなく、ストレスや不安感の緩和にもつなげていきます。

また、セルフケア指導や健康アドバイスなども行い、患者様が自宅でも簡単にできるストレッチやエクササイズ、食生活の改善方法を提供することで、治療効果を長期的に維持するお手伝いも行っています。

当院のミッションは、患者様が「自分史上最高の健康状態」を目指すお手伝いをすることです。nicori整骨院のスタッフ一同は、患者様の夢や希望に寄り添い、共に健康への道を歩む伴走者となることを使命としています。どんな些細なお悩みも真摯に受け止め、患者様の「自分史上最高の健康状態」を一緒に目指してまいります。


ジャンル

最新の記事

タグ

アーカイブ

あなたの痛みはどこから?

当院での問診の様子から施術の流れまでを疑似体験いただけます。
該当するお悩みをクリックしてください。

  • 首・肩の痛み
  • 腰・背中の痛み
  • 膝・足の痛み
  • スポーツの怪我

健康保健を使って施術を受けられます

  • 保健診療 料金表
  • 交通事故のケガ・後遺症でお困りの方はこちら
  • 仕事中のケガでお困りの方はこちら

Information

  • 診療日情報
  • スタッフ紹介
  • LINE@