「重いものを持ってないのに腰が痛い」「座り仕事(デスクワーク)ばっかりなのになぜ腰痛になるの?」
このような質問をよく患者様から頂きます。
近年は在宅ワークを推奨する企業が増えており、デスクワークでの腰痛で悩む方が多く見受けられます。
実際に腰痛は日本人が起こしやすい痛みTOP 3にも入る、国民病の1つなのです。
本記事では、デスクワークが多いのになぜ腰痛になるのか?
江東区 門前仲町/木場にあるnicori整骨院が詳しく解説していきます。
目次
まず、一般的に重い物を持つ・中腰で長時間作業をすると腰痛になるというイメージがあると思いますよね?
しかし、実は長時間座っている方が腰への負担は大きいのです。
スウェーデンの整形外科医ナッケムソン氏の研究によると、普通に座っているだけで立っている時より40%も腰の負担が増加し、背もたれに寄り掛かるような背中や腰を丸めるような座り方をすると95(85)%も腰への負担は増加するそうです。
よって、仕事や日常生活で座っている事が多い方ほど、腰痛になりやすいと言えます。
※ちなみに、腰の負担が一番少ない姿勢は仰向けで寝ている時です。仰向けの姿勢は立っている時の1/4の負担しか掛かっていません。
座る姿勢が身体に負担をかけることがわかっても、実際に座る時間を短くすることは難しいものです。
デスクワークが中心である仕事であれば、勤務中は8時間ほど座って過ごさなければいけませんし、車での移動であっても座らざるを得ません。
人によっては、立っている時間や寝ている時間よりも、座っている時間の方が多いという方もいらっしゃいますよね。
では、身体に優しい座り方とはどのような姿勢なのか?わかりやすく説明させていただきます。
腰周辺には体全体のバランスを保ち、上半身と下半身をつなぐ役割をしている骨盤があります。
この骨盤に坐骨という骨があるのですが、それを探してください。やり方は、椅子に座りお尻を前後左右に揺らしてみてください。
このとき、シートに1番当たっている感覚がある部分が坐骨です。
次に坐骨に均等に体重がかかるようにして座り、上半身を楽な位置に調節しましょう。
この状態が「骨盤が立っている」姿勢です。猫背でも、反り腰でもない位置で上半身をキープできるとベストな座り姿勢となります。
しかし、反り腰が習慣化している場合、骨盤が立った状態がわからない方もいらっしゃいます。この場合は、猫背と反り腰を繰り返し、どのポジションが座りやすい姿勢なのか自分でチェックしてみましょう。
そして、このときの大切なポイントが、頭のポジション。猫背の場合、頭が身体の中心より前に行きやすくなりますし、反り腰の場合には身体の重心の後ろに頭があります。
人間の頭部は一般的に5キロ前後といわれており、それをしっかり支えられるように背骨は緩やかなS字を描いてバランスを保っているのです。
わかりやすい例を挙げるとすれば、棒の先端に重りがついてるものをイメージしてみてください。棒が真上を向いていてバランスが取れているときは、それほど重さを感じませんよね。しかし、棒が横を向いているときには非常重く感じるはずです。
この現象は身体も同様で、頭が重心から外れてしまうと背骨や筋肉などに余計な負荷がかかってしまうのです。
皆さん疲れてくると座りたくなりますよね?
では、人は座っている方が腰の負担が大きくなるのに、なぜ座りたくなってしまうのでしょうか?
それは、全身の筋肉分布が関係しています。
人の身体の筋肉の60%は下肢にあります。立っている時は下肢で身体を支えている為、60%の筋肉を総動員する必要があるので、すぐに疲れを感じてしまいます。
よって、座ると下肢の60%の筋肉を休ませられるので、疲れてくると人は座りたくなるのです。
逆に、立っている時は体幹など他の筋肉も使っているので、実際は60%以上の筋肉を使用しています。
美しい姿勢を意識しているつもりが、腰に負担をかけている場合があることを知っていますか?
この座り方を「モデル座り」というのですが、椅子に浅く腰かけて、背筋を伸ばしている状態のこといいます。
この一見して美しく見える姿勢が原因となり、知らず知らずのうちに腰を痛めている場合があるのです。
この悪い姿勢を知らずに続けてしまっていると、腰を反らせることが身体の癖となってしまい、いわゆる「反り腰」になってしまう可能性が高くなります。
デスクワークなどの長時間の座り仕事をしている人は特に注意しましょう!
正しい椅子の高さとは、「座ったときにしっかり足の裏が床につく高さ」です。床に足が届かないことで体を安定させることができず、余計な負荷がかかってしまいます。
事前に椅子の高さを確かめてから購入してください。または、高さが調節できる椅子選びをしましょう。
体を背もたれに預けすぎるのも腰痛の原因になりますが、逆に背もたれがないのも、身体に余計な力が入る原因になります。
自然に背中を沿わせられるような、背もたれに十分な高さのある椅子選びをしましょう。
また、リラックスチェアのような過度に背もたれが傾いている椅子は、長時間座るのには不向きです。
座面がフカフカすぎる椅子は姿勢が安定しなくなります。リラックスタイムには良いかもしれませんが、長時間座るのには不向きです。座面のクッションが柔らかすぎないものを選んでください。
座面が平らな椅子を選んで、機能性クッションを敷いてみるもいいですね。
※自分に合ったクッションを見つけるには、実際に座って試してください。クッションは椅子の形状は、実際に座る人の体格、不調の場所によって使用感が異なります。購入する前は実際に座って試すことをおすすめします。
長年腰痛でお悩みの方は、日常生活でどのような姿勢が多いか普段の生活を振り返ってみましょう。
「私、腰反らせすぎてるかも」「俺は猫背だな」など思い当たった方は何人かいるのではないでしょうか?
それに気づけただけでも一歩前進です!
また、睡眠時間を増やしたりしてみるのも良い腰痛対策です。
ぜひ、取り組んでみてください!
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