
「ひざ下がジワッとしびれる。腰もなんだか落ち着かない。」そんなとき、年齢による背骨まわりの変化が関わっていることがあります。ここでは難しい言葉を避けて、自分でできる簡単チェックと初めての対処法をまとめました。思い当たる方は、今日から少しずつ試してみてくださいね。
目次
□ 朝いちばんや長く同じ姿勢のあとに、腰がこわばって動きはじめがつらい。
□ 立ち仕事や歩き続けたあと、ひざ下(ふくらはぎや足首)にジワッとしびれや重さを感じる。
□ 前かがみで家事をしたり、反り気味の姿勢が続いた後に腰の違和感が強くなる。
いくつか当てはまる方は、背骨やその周りの組織が疲れているサイン。次の対処をやってみましょう。
年齢とともに、背骨のクッションや関節は少しずつ乾きやすく・こわばりやすくなります。これがいわゆる「変形性腰椎症」。
名前は少しこわいですが、実は多くの方に起こる「体の経年変化」。動き方・休め方・温め方を整えることで、ラクに過ごせる時間を増やせます。
① 温める:入浴で全身をぬるめに温めるか、蒸しタオルを腰~お尻へ10分ほど。冷えを避けるだけで動きが楽になります。
② 小さく動かす:温めた直後に、腰を大きく反らさず小さく前後にゆらす、骨盤を左右にコロコロさせるなど「ゆるい動き」を1分。
③ 休み方を変える:横向きで膝を軽く抱える「楽な姿勢」を習慣に。長時間同じ姿勢は避け、1時間に1回は姿勢リセットを。
・前かがみで重い物を持つ…腰の下側に負担集中。近づいてから持ち、体に引き寄せて立ち上がる。
・反り腰で突っ立つ…お腹とお尻がガチガチに。みぞおちをスッと引き、背中を長くして立つ。
・座りっぱなし…60分に1回は立ち上がって背伸びや足首回し。タイマーを味方に。
座り方:イスはやや高め。足裏全体を床に、坐骨で座る。背もたれには軽く背中を預け、反りすぎ丸めすぎを避ける。
立ち上がり方:足を少し後ろに引き、体を前に倒しながらお尻から持ち上げるイメージでスッと。
家事のコツ:前かがみの時間が続くときは、こまめに背伸び。洗面や台所は台に片足を軽くのせて腰の負担を減らす。
① 骨盤ゆらし:椅子に座り、骨盤を前後に小さくコロコロ。10~20回。痛みが強い方向へは無理しない。
② ひざ抱え(軽く):仰向けで片膝を胸に近づけ、楽な範囲で5呼吸。左右1回ずつ。腰が詰まる感じがあれば中止。
③ かかとタップ:立って背もたれに手を添え、左右交互にかかとをトン・トンと床へ。ふくらはぎの巡りを助け、ひざ下の重だるさ対策に。
※不安がある、痛みが強まる場合は無理をせずストップしてください。
・しびれや痛みが2週間以上よくならない。強くなる。
・足に力が入りづらい、つまずきやすい。
・夜間も痛みで目が覚める、発熱・急な強い痛みがある。
心当たりがあれば、自己流で粘らず専門家に相談を。原因や対処は人によって異なります。
当院では、まず生活場面をふくめた丁寧なヒアリングと、姿勢・動きのチェックで負担のかかり方を見える化します。硬くなった部分はやさしい手技でほぐし、血の巡りと動きの滑らかさを整えます。
そのうえで、ご自宅や職場で続けやすいミニ習慣(座り方・立ち上がり方・1分運動)をお体に合わせてご提案。「まず何から?」がハッキリするので、無理なく前に進めます。
ご希望の方には、別施設の nicoriGYMでのやさしいトレーニングサポートのご案内も可能です。運動が苦手な方でも安心して続けられる環境をご用意しています。
「ひざ下のしびれや腰の違和感、もしかして…?」と感じたら、お気軽にご相談ください。あなたに合ったペースで、ラクに動ける毎日を一緒に目指しましょう。
nicori整骨院では、医学的な観点から患者様の状態を把握し、専門的かつ効果的な治療を提案していきます。患者様とのコミュニケーションを大切にして一人ひとりの症状や要望に応じた治療を提供し、体の不調だけではなく、ストレスや不安感の緩和にもつなげていきます。
また、セルフケア指導や健康アドバイスなども行い、患者様が自宅でも簡単にできるストレッチやエクササイズ、食生活の改善方法を提供することで、治療効果を長期的に維持するお手伝いも行っています。
当院のミッションは、患者様が「自分史上最高の健康状態」を目指すお手伝いをすることです。nicori整骨院のスタッフ一同は、患者様の夢や希望に寄り添い、共に健康への道を歩む伴走者となることを使命としています。どんな些細なお悩みも真摯に受け止め、患者様の「自分史上最高の健康状態」を一緒に目指してまいります。